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まいるど日記まったり報告


by urakko
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母と娘と。

結婚の話で、母とは以前よりよく言い争いをするようになった。
最近は随分と少なくなってきたけれど
母と娘でも
結婚観や恋愛観は違うもので
私は綺麗に母と間逆の感性を持っている。
必然的に衝突は多くなった。

心にも無い、本来なら胸に収めておくべき意見まで
母も私も吐露してしまった。

きっとそれはお互いがお互いに甘えすぎていたから。
母が私に拒絶されているのだと思い
私は母に拘束されているのだと思い
お互いを小さな檻の中で突き放し合っていた。

私は母に愛されなくなる事を怖れ
母は私が離れていく事を怖れた。

今は
ゆっくりと母に
「新しい檻を、私と共に護ってくれると言う人が居るから安心してください」
という事を、伝える努力をしてる。
母がこの古い檻を閉ざす事の無い事を祈りながら。

すれ違いは誰にだってある。
私にもあったし、これからの私にもきっとある。

娘は反抗をしているのではなく、自立を始めているのであって
母は拘束をしてくるのではなく、本当は、ただ自分の分身を案じている。

私達は、この居心地の良い血の繋がりに支えられた
決して揺るぐ事の無い檻から出て行かなくてはならない。

檻の開放は追放では無く、いつでも、どんな時でも
開け放たれた扉は私達を迎え入れる。
どんなに離れていても、どんなに会えなくても、
心が共に在る事を知る事が出来たら
小さいと思っていたその居心地の良い檻が
実は無数の窓で他の檻と繋がっていて
その繋がり全部が宇宙という名を持っている事に気付けるかもしれない。

私達の遠い遠い祖先達もその途上のどこかで
同じようなやりとりをしたかもしれない。
だから、私は、私にも巣立ちを見送る日が訪れるコトを夢見てる。

小さな小さな私達は
小さな小さな宇宙を作る
その名は家族という。
by urakko | 2005-10-31 03:37 | Hawaii Bride